なぜ月は毎日形が変わって見えるの?|夜空を見上げたくなる月の秘密
夜空を見上げると、月の形が昨日と少し違っていることがあります。
細く見える三日月の日もあれば、半分だけ見える日、そしてまん丸の満月の日もあります。
「月はどうして毎日形が変わるの?」
子どもの頃から知っているようで、実は詳しい仕組みまでは知らない人も多いのではないでしょうか。
実は、月そのものの形が毎日変化しているわけではありません。月はいつもほぼ同じ丸い形をしています。それなのに形が変わって見えるのには、太陽の光と月の位置が関係しています。
月は自分で光っているわけではない
まず知っておきたいのが、月は太陽のように自分で光を出しているわけではないということです。
夜空で明るく輝いて見えるのは、太陽の光が月の表面に当たって、その光が私たちのいる地球に届いているからです。
月は地球の周りを回っています。
そのため、月が地球の周りを移動するにつれて、太陽の光が当たっている部分を地球から見る角度も少しずつ変わります。
その結果、私たちからは月の明るく見える部分が変化しているように見えるのです。
三日月や満月はどうやってできる?
月の形には、さまざまな呼び方があります。
細く見える「三日月」は、月の明るい部分が少しだけ見えている状態です。
そこから少しずつ明るい部分が大きくなり、半月のように見える時期があります。
さらに月が移動すると、明るい部分がどんどん増えていき、やがて丸い「満月」になります。
その後は、今度は明るく見える部分が少しずつ減っていき、再び細い月へと変化していきます。
つまり、月は
細い月 → 半月 → 満月 → 半月 → 細い月
というように、同じような変化を繰り返しているのです。
月の満ち欠けは約1か月で一周する
月が地球の周りを一周するには、約1か月かかります。
正確には、月の満ち欠けが一周する周期は約29.5日です。
そのため、毎日少しずつ月の形が変わって見えます。
昨日は細かった月が、今日は少し太くなっている。
数日後には半月になり、その後には満月になる。
こうして考えてみると、普段何気なく見ている月が、実は規則正しく夜空を旅していることが分かります。
月は毎日同じ時間に見えるわけではない
月について、もう一つ面白いのが「見える時間」です。
満月は夕方ごろから夜空に現れて、夜中に空を通り、朝方に沈んでいきます。
一方、三日月のような細い月は、夕方の空に見えたあと、比較的早い時間に沈んでしまいます。
月の形が変わるだけでなく、いつ、どの方向に月が見えるのかも少しずつ変わっていくのです。
そのため、「今日は月が見えないな」と思った日でも、時間帯や場所を変えてみると見つかることがあります。
次に夜空を見上げてみよう
スマートフォンやパソコンを見る時間が増えた今、夜空をじっくり眺める機会は意外と少なくなっています。
でも、ふと空を見上げてみると、そこには毎日少しずつ姿を変える月があります。
「今日は三日月だ」
「昨日より少し大きくなったかな?」
そんな小さな変化に気づくだけでも、いつもの夜が少し特別に感じられるかもしれません。
月は、いつも同じ丸い形をしています。
それなのに、太陽との位置関係によって、私たちにはさまざまな姿を見せてくれます。
三日月も、半月も、満月も、すべて同じ一つの月。
そう考えると、いつも見ている月が少し違って見えてきませんか?
今夜、空を見上げる機会があれば、ぜひ月を探してみてください。
今日の月は、昨日と比べてどんな形をしているでしょうか。

